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2016年8月31日水曜日

アイルランド紀行③ダブリン郊外へ電車で

8/31 DART(ダブリンの東海岸を南北に走る近郊電車。宿から数分のところに駅があるので便利)で、夕方よりダブリン市内から宿に帰る延長にある郊外の避暑地ドーキーまで足を延ばしました。



ドーキーはU2のボノやエンヤの別荘があるという高級避暑地です。
駅前の通りもダブリン市内とはまた違った風情。
ここでは、町の中心地に建つ14世紀頃に作られたドーキー城を見学しました。見学はガイドツアー形式になっていて、テューダー朝期の衣装を着た役者さんが色々説明してくれるのです。

ツアー参加者はオランダやドイツ、カナダから来た旅行者ばかり。
お城の上まで登って見た町の景色もいい感じでした。


2016年8月30日火曜日

アイルランド紀行②ダブリン市内観光

8/30 朝から元気に観光に出発です。
バスで市の中心部まで。バス代の両替機が車内にないので、きっちり用意しないといけないそうです。
2階建てバスに乗るとすっかり旅人気分です。
まずは、アイルランド最古の名門大学トリニティカレッジのオールドライブラリーへ。ケルズの書とロングルームを見学しました。

ロングルームには20万冊の蔵書が収納されていてただただ圧巻!

ケルズの書に描かれた絵やデザインがキュートで、何故か正倉院宝物に描かれた意匠デザインに通じるものがあると感じました。
小動物を使ったデザイン、組紐模様、そして東洋的な匂いの曼荼羅のようなデザイン。1000年以上経っても残るインクは墨にも通じるものがありますね。(ケルズの書のところは撮影禁止なので、絵葉書から写真アップです。)

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その後、ダブリン観光で外せないギネスストアハウスへ。
高い建物のないダブリン市内で一番高いのがこのギネスのビル。
中に入るのに長蛇の列で並んで入場、一体何人の人がこの中に入っているのやらというくらい、すごい人!
5階のレストランで軽く食事を取って、入場チケットで飲める1パイントでゆっくり街を見下ろしながら一息つきました。
最上階の7階からの眺めも最高でした。

ギネスストア5階のレストランでオーダーしたのはシーザーサラダとシーフードコロッケのような一品(たしかフィッシュケーキという名前だったような?)。旅の最後で思い返した時に、実は、この日のこのメニューが一番美味しかったという感想です。
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8/31 市内観光・・・昨日行けなかったアイルランド国立美術館と国立考古学・歴史博物館へ。
美術館の方にはフェンメールの「手紙を書く婦人と召使」があり
こんな至近距離で鑑賞でき、また写真撮影もOKということで、ヨーロッパの美術館はほとんど無料だし、行列はないし撮影可能だし、そういうところがストレスフリーで大好きです
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また「国立考古学・歴史博物館」は本当に素晴らしい!行ってよかったところ、是非お勧めしたいところです。
紀元前2千年から現在に至るまでのアイルランドの宝といえる工芸品などのコレクションがすごいのですが
館内全体の空間デザインも素晴らしくてそういうところにも感心したり
1880年代創立の建築様式の美しさを損なわない展示空間。
そして、もっとびっくりしたのは本物のミイラが展示されていたのでしたが(それも数体)それが、展示室に入っても一目瞭然にならないような工夫が凝らされ、見たくない人は見なくてもいいような配慮がされていたことでした↓。

アーダの聖杯↑やタラのブローチ↓の他にも眼福のひととき。
いつかダブリンを旅する機会のある方は、是非こちらにもお出かけください。
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おまけの画像>>
聖パトリック大聖堂の木製パイプ椅子に可愛いお座布団発見!
スウィフトの墓もあるアイルランド最大の教会にて、お手製のカバーが掛けられたお座布団に信仰厚き人々の温かなこころを見つけたり。

2016年8月29日月曜日

アイルランド紀行①初めての印象とダブリンのB&B

8/29 関空→アムステルダム→ダブリン。
トランジットの待ち時間も入れて16時間の長旅。まだこのフライト時間に耐えうることができたことにほっとしました。
初めての国の、空の玄関口。ダブリン国際空港の標識や案内板の色彩センスにがっつり心を掴まれ、アイルランドの印象が急上昇。
案内板は第一公用語のゲール語と英語の二つで表示されています。
空港のレンタカー屋さんでで予約していた車を、無理言ってオートマ&ナビ付の車種に変更してもらいました。
アイルランドは9割方マニュアル車で、これしか空いてないと初めてのBMWに喜ぶ夫。しかし、ナビ入力の仕方もわからず取り敢えずは予約していた宿の方向へ。
いつまで経っても辿り着かずに、人間ナビの私が車から降りて道行く人にヘタな英語で尋ねまくるという一幕もあり。皆さん親切に自分のスマホで検索したり、近隣の番地を見て回って下さったりと、てんやわんやの末にようやく到着したダブリンのお宿は・・・
B&Bアンドラというところ。今日から3泊お世話になります。
市の中心部、繁華街から車で10分ほど郊外の、道路の向かいはイギリス大使館や日本大使館などが並ぶ閑静な街並の中に建っています。
でも道路のこちら側は昔ながらの家並みでB&Bが多く建って、写真↑のように一軒の建物で二軒分になる長屋的なスタイルが典型的な建物のようです。
朝食は伝統的なアイリッシュスタイルの一皿(写真右上:肉厚ベーコン、ソーセージ、黒い丸いのも血のソーセージ、目玉焼き、トマトの焼いたもの)とヨーグルト、シリアル、フルーツは自由にというスタイルでした。パンはお手製で中々美味しかったのでした。
メインの一皿は数種類の中から日替わりで選べるのです。
B&Bアンドラの近所の家並み↑と、ダブリン市中心部のビル群↓。
ビルと言ってもせいぜい5階建てまでの低層ビルばかりで、首都でもあるダブリンですらこうでしたので、これにはちょっと驚きました。
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着いた日の初めての夕食は・・・
遅くまで開いていた近くのイタリアンにて晩御飯。この時日本では夜中の3時半頃でしたが、意外に食べれるものですね。北イタリアの郷土料理がとても美味しかったのでした。

奈良倶楽部*夏季休暇のお知らせ

夏の終わりに今年も夏期休暇をいただいています。
9/8まではアイルランドへ旅して、帰国後 9/10(土)より営業いたします。

9/8 までのご予約やお問い合わせは 、メール(ktnaraclub@gmail.com) または、留守番電話(0742-22-3450)にご連絡いただければ、一両日中にスタッフからお返事させていただきます。

ご予約やお問い合わせへの対応に迅速なお返事ができず申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2016年8月28日日曜日

晩夏夕景二月堂*

日没前後の小1時間を二月堂まで夕方散歩。

夕陽が差し込み、夕陽に照らされて

空の色や雲の流れも刻々と変わって
ずーっと見ていても、いつまでたっても見飽きない。

浴衣のお二人は中国からの観光客の方のよう。
カメラに夢中になって、ふっと気がつけば・・・

いつの間にやら、灯籠に明かりが灯っていたのです。
少し離れた下の方、奈良公園のどこかからは「バサラ祭」の賑やかな音楽が聞こえてくるのですが、でもここはまるで別世界のような静けさで。
帰り道、ツクツクボウシの鳴声と草むらから聞こえる虫の音の二重奏に夏が遠ざかっていく気配をようやく実感したのでした。