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2015年10月4日日曜日

北御門町*夕景

大仏池二月堂と続く夕景シリーズ第3弾は
奈良倶楽部の前の通りからの夕景色です。
写真は9月中旬。
台所で仕事していたら西の空が綺麗に染まってるのに気がついて。
二月堂まで走って行きたい気持ちを抑えて、家の外にて、通りの電線だらけの、ナラノソラを切り撮ってみたのです。
そして、この電線に覆われた奈良の空を、以下の文章と一緒にフェイスブックに投稿しました。
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以前にも何度かブログにも書いてるけれど、もういい加減に電線の地中化を真剣に考えてみてはと思うのです。(電線について書いたブログ内過去記事はこちらとこちら
観光観光と人寄せのイベントばかりするよりは、この素晴らしい奈良の空をそのまま感じていただく方が、ずっと奈良のアピールになると思います。
美意識を持って街の景観をつくっていくよう、住民自身も高い意識を持ちたいと思います。
※少し補足:電線地中化にはコストが掛かりすぎるとというのは百も承知。ただ、観光面で他に新しいイベントなどに予算を付けるなら、地中化に予算をまわしてそろそろ本気で取り組む方向にいくのも、観光促進になると思うのです。

フランス帰りだからついでに言うけど、電線の他に、やたら多いコンビニや色彩センスのない看板そして自販機なども抑制すべきものだと思っています。
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この投稿には沢山のコメントをいただきました。
コメントの返信を通して、考えたのですが
まずは奈良の素晴らしい財産として広々とした美しい空があり、その空をいつでもどこでも美しく見ることが出来るようにしていく。
だからといって、コストやその他諸々で「電線地中化お願いします」と言って、すぐにできるものではないでしょうが、景観を損なうものとして、行政も住人も同じ美意識を共有して、何年かかってもいいから、美しい景観を作り上げていくという目標というか気概を持っていく。(景観を考えていったら、当然自販機や看板についても考えていくようになる)
ものすごい労力のいることとはわかっているのですが、毎年のヨーロッパ旅行で触れる、彼の地の景観の素晴らしさに、同じ人間なんだからできないできないでは 一生できないから、そこを美しい景観保全のために意識を持っていけばと思うのです。
何年かかってもいいのです。やるという目標に向っていればね。
それと、全国に先駆けて「美しい空のために奈良は電線を地中化していきます」と高らかに宣言するだけでも、「おっ奈良カッコいい」となるじゃないですか。変なものに予算つけるよりずっと観光産業のためになると思うのですが、いかがでしょう。


最後に告白>>
ブログでは、できるだけ奈良の美しいところを見て欲しいという想いから、今までは電線のある風景の写真等はNGで載せていませんでした。 
でも、これからはありのままの奈良を見ていただくのもいいかもしれませんね・・・ふとそんな気持ちになっています。
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「フランス旅のアルバム〜その⑤美しい村と先史時代の洞窟」をアップしました。電線や看板のないフランスの街並、観光的には特に何があるという訳でもないのですが、歩いているだけで、静かな街の佇まいに心癒されるような気分になっていました。