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2015年4月26日日曜日

奈良国立博物館で「奈良八重桜を愛でる会」開催*

4/26、奈良国立博物館で「奈良八重桜を愛でる会」が開催されました。
当日の内容は・・・
①湯山賢一奈良国立博物館 館長の講演(講堂)
②やすきひろこの語り芝居(講堂)
「奈良の八重桜物語~聖武天皇の心に染まる弥栄の山桜」
③献上桜観賞(庭園)
④点心と呈茶席(八窓庵、含翠亭、ピロティ、庭園)
⑤特別展と名品展鑑賞(新館展示会場)・・・でした。

「奈良八重桜の会」会員として、私はイベントのお手伝いに関わっていましたので、ところどころで見聞きした感想ですが・・・

湯山館長の講演では「二月堂縁起上巻 第四段と第三段の中に描かれている桜がナラノヤエザクラに見えます」と話されたのが印象的でした。
やすきひろこさんの語り芝居は非常に見応えがありました。

庭園内のナラノヤエザクラは満開過ぎの散り際のものが多かったです。
点心と呈茶席と「平安古経展」鑑賞
「八窓庵」では石州流お家元によるお席があり、皆様に大変喜んでいただけたようです。点心は「いそじ」さん、お茶のお菓子は「中西与三郎」さんで、こちらも皆様に好評で大変美味しかったです。
私は慣れぬ着物姿で呈茶席のお運びなどをお手伝いして、イベントが終わってから「平安古経展」を鑑賞。そんなお疲れモードの中での鑑賞でしたが、さすがに「久能寺経」の素晴らしさ、美しさは心に残るものがありました。
大勢の方と力を合わせてイベントを盛り上げていくことができ、とても楽しい一日でした。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

おまけの画像>>
「奈良八重桜」が遺伝子解析もして、天然記念物「知足院ナラノヤエザクラ」と同じ遺伝子を持つ桜を東大寺、興福寺、法華寺に植樹されましたが、 その法華寺のナラノヤエザクラは・・・
背が高く立派に成長しているのですが、花はそれほどついていません。
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もう一つ、鼓阪小学校の校門前の御衣黄桜の後ろに、とても遅咲きのナラノヤエザクラを見つけました。
御衣黄桜の後ろにひっそりと
葉影に隠れて咲いていました。

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今年の桜は開花してからあっという間に満開になって、その後は雨の日が大変多かったですね。雨に濡れた桜花も曇り空の下の桜もそれぞれに美しく、ほぼ一ヶ月に渡って色々な種類の桜を楽しませていただきました。長い間おつきあいいただいたブログの「ナラノヤエザクラ」便りもこれで終わりです。ご覧いただきありがとうございました。