ページ

2014年12月30日火曜日

2014年を振り返って*


今年も残すところあと2日。
年の瀬に今年の印象深かった出来事をあれこれ振り返っています。

「小さなホテル奈良倶楽部」としては、夏に行なった補修改修工事(エアコンの付替え・客室の壁の塗替え・防音・水回り工事)と、そうするに至ったお客様からの後押しが有り難い出来事でした。
開業以来使い続けていたエアコンの経年劣化が気になりながらも全面付け替えに踏ん切りつかずにいたところ、宿泊いただいたお客様が、次の予約時に気になった箇所を指摘して下さったおかげで決断できたこと。
宿のハード面に対する要望を伝えても、多大な経費のかかることをすぐに改善するのは簡単なことではありません。でも、その次の予約を入れる時に伝えていただいたことに(口コミ欄への投稿ではなく)大変有り難い気持ちと、お客さまに恵まれているという誇りもいただきました。

ブログ「奈良倶楽部通信」として印象深い出来事は、何といっても
25周年企画で募集した「奈良の旅人エッセイ」です。
「奈良」や「旅」をキーワードに「奈良へ旅する楽しさ」を、多くの方と共有できればという思いから企画したこのエッセイを通して、私自身も奈良への想いを再確認し、書き手の皆さん達(奈良倶楽部のお客樣方)と同じ想いを共有できたこと。
例えば・・・
トップの画像は、今年の旧暦新年の日の出を飛火野で迎えた時の写真です。先日、過去のブログを見直していて、ブログアップした飛火野の風景にとても清々しい気を感じ、あらためて奈良の景色に感動したのでした。(偶然にもその日は朝から「鹿寄せ」のお手伝いで飛火野にいたこともあるのですが)
何となく今まで薄々感じていた「奈良は気のいいところだな」という感覚。これは「奈良の旅人エッセイ」の中で(それぞれ奈良の中の場所は違えど)何人かの方も書いてらっしゃいます。私も同じような想いで奈良を楽しめていることが嬉しいことでした。

また、私自身の一番の思い出といえば、夏に旅したノルウェイ!というか、思い切って長期間のお休みを取ったことです。(誰の目も気にすることはないのに、何故か自分に縛りを作ってしまうところがあって、いつかそういうところから自由になりたいと思いつつ。今回の旅ではそういった縛りから自由に振舞えたことが大きかったです。)
そして旅先で出会った人達から異口同音に聞いた「ノルウェイは信頼の国だから」という言葉。”人間性善説”に基づくようなことを誰もがさらりと言える世界があることに大変驚き羨ましく感じたこと。羨ましく思っているだけでなく、自分の周りからでもそういう信頼し合う世界を作っていければいいなと思いました。(ちょっと難しいけれど、大きな目標です)

最後になりましたが、今年もたくさんのお客さまにご宿泊いただき、どうもありがとうございました。
またブログもご愛読いただいてありがとうございます。
今年3月に無事25周年を迎えられたこと、長く続けてこられたことにも、多くの方の関わりがあってのことと感謝申し上げます。

そして、ちょこっと予告♫
27年目に入る来年3月にHPをリニューアルする予定です。
奈良倶楽部も、新しいHPも、お客樣方の奈良への旅が心に残る快適な旅となりますようお手伝いできればと考えています。(乞うご期待♪)

では皆様、どうぞ佳いお年をお迎え下さいませ。
2015年、新しい年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。