ページ

2014年6月23日月曜日

「奈良町からくりおもちゃ館」へ*

オープンから丸2年、中々伺う機会のなかった「奈良町からくりおもちゃ館」へ、先日ようやく行ってきました。
こちらの建物「旧松矢家住宅」は、「松利」という料理屋の離れとして明治23年(1890年)に建てられた木造二階建の町家で、ならまちの活性化と奈良市の観光振興に役立てて欲しいと所有者より寄贈されたもの。庭にあらたに体験工房を設けて「奈良町からくりおもちゃ館」として生まれ変わりました。

展示してある「からくりおもちゃ」たちは、4半世紀にわたって、江戸時代のからくりおもちゃを研究してこられた奈良大学名誉教授の鎌田道隆氏から寄贈を受けたもので、618点にもおよびます。2ヶ月毎に展示替えされ、からくりおもちゃは実際に自由に手に取って遊ぶことができます。(展示中のおもちゃの数は20~30点くらいだったでしょうか)

常駐のボランティアの方に、からくりおもちゃの説明をしてもらいながら実際に動かしたり覗いてみたり・・・現代のおもちゃのスピード感では想像もできない、動かして遊ぶのにゆっくりとした時間がかかるものが多く、これが江戸時代の時間の感覚なんだと新たな発見も。

ちょっと工夫して、自分でも作れそうなおもちゃもあり、大人でも充分に楽しめる空間でした。
毎月1回、定期的におもちゃを作る「製作体験講座」も開催されていますので、そちらに参加してみるのもいいですね。

「奈良町からくりおもちゃ館」
住所:奈良市陰陽町7番地
TEL:0742-26-5656
入館料:無料
休館日:毎週水曜日と年末年始(12/29~1/3)
開館時間:9:00 - 17:00


::

この時期の奈良町、元興寺門前ではハルシャ菊が満開でした。
また6月いっぱいは「にゃらまちねこ祭り」も開催中です。
写真は、本日(6/23)が最終日ですが「Gallery&Cafeならまち村」で開催中の『ねこがいたり いなかったり』展より。