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2013年10月2日水曜日

私の「祈りの回廊」

つい最近読んだ「~奈良大和路~祈りの回廊をゆく」(倉橋みどり・文/飛鳥園・発行)の本文、一番最初に、以下のような文章が書かれています。
  奈良大和路  祈りの回廊をゆく 奈良町・高畑界隈
青丹よし奈良の都が最終的に目指したもの、それは人々の祈りが息づく場所ではなかったか。千三百年以上の年月と幾多の歴史的苦難を超え、いまなお粛々と信仰の場で在り続けている多くの神社仏閣を訪れ、辻々に点在する地蔵堂や祠と出会うと、そんな思いにかられる。神仏習合とか草木国土悉皆成仏などという畏まった言葉ではなく、奈良では「ありがたいものはみんなありがたい」という素直な祈りのこころが数えきれないほどの人々によって伝えられ、守られてきた。いま改めて、奈良は町全体が「祈りの回廊」なのだと称えたい。

すとーんと心に入ってきた文章でした。
年相応に人生経験を積み重ねてきた中で、「祈る」ことによって
心が救われたり軽くなったことも多くありました。
何より、たくさんの神仏がおわします奈良に住んでいると
本当に素直にあちらこちらの神様仏様に手を合わせ心を合わせて
「祈る」というか、現状報告をしたり、こんな感じで頑張りますから守って下さいねとお願いしたり、(家族が大病したときは真剣勝負のご祈祷お願いすることもあったし、勿論お商売繁盛現世ご利益を願うこともありますが)でも、いつも守って頂きありがとうございますと、素直に手を合わすことが、普段の暮らしの中で当たり前のようになってきているなぁと、つくづく思うこの頃です。

普段の暮らしに一番近いところの私の「祈りの回廊」は
やはり、ここ二月堂。



9月の終わりの陽射しが陰影をくっきりと描いて美しかったです。

そして昨日は、無事出産の報告とお礼を兼ねてのお参りに・・・。
10月の陽射しは少しやわらかな感じですね。

そして、月がかわったので、こちらも新しくなっていましたよ。