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2012年5月31日木曜日

般若寺で早咲きコスモス咲き始めました*

初夏の風物詩++
コスモス寺として名高い般若寺で早咲きコスモスが咲き始めました。
まだ三分咲きだということですが
境内の石仏にそっと供えられたように咲く花の
とても可憐なようすに思わず頬も緩みます。
4〜5年前までは、この時期に紫陽花も咲いていて
コスモスと紫陽花のコラボがいい構図になっていたのでしたが
一昨年頃から地植えの紫陽花がほとんどなくなって
紫陽花好きの私はちょっと淋しい思いをしています。お尋ねしたら
乾燥した土地があまり紫陽花に向かずに花が可哀想だから・・・と
花好きなご住職がおっしゃってました。そのかわり炎天が続くと日陰に移動しやすい鉢植えの山紫陽花を置くようにされています。
 地植えの紫陽花も少しあって、でもまだ固い蕾です。↑

コスモスの種類も多く、こちらはシーシェルという品種。
(このお花だけ真ん中が金環のようになっていますよ)
その他にピコティ、ベルサイユレッド、ベルサイユホワイトなどの
変わった品種も多く植えられています。

 




6月いっぱいから7月上旬まで見頃が続くということです。
お花の咲き具合は般若寺公式サイトのこちらでチェックして下さい。


2012年5月30日水曜日

きたまち点描*

ここ数日は「もっとずっときっと祭」イベント用マップ作成のために
きたまち各店舗に地図掲載やイベント協力のお願いに回ったりの毎日。
ツイッターでぼそぼそ呟いているのでご存知かとは思いますが)
そんな中でも時々はカメラを出してシャッターを切ったりしています。

大仏池で。
日中の暑さに鹿たちも水辺ぎりぎりのところで草を食んでいます。
こちらは聖武天皇陵近くの佐保川辺リ。
ここまで迷い込む鹿もいるのですね。ちょっと珍しいのでパチり☆

水門町「万華鏡喫茶しろあむ」さんの前にはナンジャモンジャの花が。
万華鏡で覗いて見るとまた違った風に見えますよ。

手貝町「寝装の店つじむら」では「風いろ小麦」のパンが火曜金曜日に店頭販売されていて、ご近所でおいしいパンをゲットできるのが嬉しかったりします。

般若寺の植村牧場での一コマ。
熱心に毛繕いしてあげてる姿が微笑ましい。

7月にいよいよオープンする「鍋屋交番きたまち案内所」。
先週の日曜日に内部見学ができました。
奥には和室、手前は駐在所だった時の雰囲気が残されていて
建物内部もレトロモダンですね。

そして新しくオープンしたお店も発見。その記事は この下に↓
また途中で寄り道した般若寺の早咲きコスモスの様子はこの後で。

木の工房「トトラ」

3月にオープンしたばかりの木の工房「トトラ」さん。
やすらぎの道沿い内侍原町の交差点にある小さなお店。
お隣の「カフェバルドー」さんに立ち寄った時に知りました。
無垢の木で手作り家具や小物を作って販売されています。
「おままごとキッチン」や「木馬」などの子供用品は
一目見て気になるものばかり。

家具や小物類も優しい風合いで作り手の心意気が伝わってきます。
まだ小さいお子さんのいらっしゃる若いご夫婦。
ストラップなどのごく小さいものは奥様の手になるのですが
ほとんどの製品は、ご主人がお店の奥の工房で
一人で手づくりされているのだそうです。
心を込めて作られた木製品の数々。
近鉄奈良駅から徒歩5分という近さなのでまた覗いてみて下さいね。

 木の工房「トトラ」
奈良市内侍原町13
TEL:0742-26-2640
営業時間:11:00〜18:00
不定休:お休み日はサイトのこちらで確認下さい。

2012年5月29日火曜日

6月から新料金!

6月から 奈良倶楽部のご宿泊料金が新しくなります!
<< 詳しくはHPのこちらをご覧下さい>>


一泊朝食付き料金の変更はないのですが
素泊まり料金が今までよりも500円ダウンして
より一層ご利用していただきやすくなりました。

またシングル料金は朝食付きも素泊まり料金も少しだけお安くなって
お一人様にご利用していただきやすくなっています。

そして、6月7月は 毎年恒例の『梅雨の割引きプラン』で
平日は10%off、休前日は平日料金でご宿泊と
更にお得にご利用いただけます。

 例えば・・・
*シングルの場合(税込み料金)
平日は 素泊まり:5670円 /朝食付き:7088円
休前日は素泊まり:6300円 /朝食付き:7875円

*ツイン利用の場合(税込み・お一人様の料金)
平日は 素泊まり:5198円 /朝食付き:6615円
休前日は素泊まり:5775円 /朝食付き:7350円

*トリプル・フォース利用の場合(税込み・お一人様の料金)
平日は 素泊まり:4725円 /朝食付き:6143円
休前日は素泊まり:5250円 /朝食付き:6825円

*ベッド利用の子供料金(税込み・幼児〜小学生の料金)
平日は 素泊まり:4253円 /朝食付き:5670円
休前日は素泊まり:4725円 /朝食付き:6300円
(添い寝のお子様は無料、朝食のみのお子様は1575円です )
※上記のご利用期間は6/1から7/31の宿泊までになります。

ということで、梅雨の季節といいながら
梅雨入りまでの6月初旬は、お天気も爽やかだし緑も美しいし
何より6月に入った途端に人出がぐんと少なくなるので、緩やかな時間が流れる奈良らしさを感じていただける季節ではと思います。
ゆっくりめの奈良旅には、これからのシーズンがお薦めです。
皆さまのお越しをお待ちしております。


画像は上から矢田寺の紫陽花、2枚目は般若寺の早咲きコスモス。
両方とも2010年6月に撮影。

2012年5月28日月曜日

6月のお出かけ情報③〜イベントのご案内


◆6/1〜7/1 11:00 〜14:00(入場は13:30まで)「子鹿公開」

今年も鹿苑にて赤ちゃん鹿が公開されます。
写真は昨年のブログより。
生まれたばかりの赤ちゃん鹿はとっても可愛いですよ。

◆6/14〜6/24「ムジークフェストなら2012」

ドイツ音楽を中心とした音楽の祭典「ムジークフェストなら2012」が
今年初めて奈良で開かれます。
実は、唐突に何故奈良でドイツ音楽?と不思議だったのですが
昨年10月に日独交流150周年を記念して、知事と独大統領が会談したのをきっかけに構想が持ち上がり、今回のイベントが実現したのだそう。
オープニングを飾るのは、日本人として2人目のベルリンフィルコンサートマスターになった樫本大進さん と、ロシア・ナショナル管弦楽団による演奏(チケットの購入が必要)。他にも、県新公会堂でドイツ民俗音楽を楽しみながら、ドイツビールやワインが味わえ たり(有料)、東大寺や薬師寺、唐招提寺などの寺社での演奏など、40会場で、クラシックを中心にジャズやゴスペル、民俗音楽などプロやアマチュアの演奏家による約70公演が予定されています。
公演スケジュールは公式サイトのこちらのページをご覧下さい。
公式ガイドブックをデジタルブックで見ることもできます→こちら

◆6/1〜6/30「にゃらまち ねこ祭り」
奈良町に猫アートや猫雑貨など色んな猫ものが集まる一ヶ月。
ねこイベントもたくさんあって、猫好きさんにはたまらないかも。
参加店舗や取扱いグッズ、イベントの詳細などは
公式サイト(こちら)で ご確認下さい。

そして「きたまち」でもBIGイベントが!!
◆6/29〜7/1「もっとずっときっと祭 in 奈良」
フェリシモ主催イベントの公式サイトはこちらで→
「きたまち」の各店舗では、この3日間に楽しいイベントを只今企画中で こちらはまだまだイベント内容が増殖中です。すでに決まっているイベントについてはこちら★にアップしています。
奈良倶楽部でも併催イベントを開催しますので是非ご参加下さいね!
※奈良倶楽部併催イベントのポジャギワークショップは
定員になりましたので 申し込みを締め切っていますが
他のイベントはまだ残席ございますのでどうぞよろしくお願いします。

2012年5月27日日曜日

6月のお出かけ情報②〜秘宝秘仏公開


ではまず先月より開催中のものからご案内します++

◇〜6/7 金峯山寺 蔵王堂「秘仏ご本尊特別拝観」
問合せ:0746-32-8371

◇〜6/9 法華寺国史跡名勝庭園特別公開
問合せ:0742-33-2261

◇~6/30 法隆寺法隆寺秘宝展(春)
国宝・重文指定される宝物が2300点余りある法隆寺で
通常拝観できない寺宝が春と秋の年2回特別公開されます。
問合せ:0745-75-2555

◇~6/30 薬師寺「玄奘三蔵院伽藍 大唐西域壁画特別公開 」
平山郁夫画伯の大唐西域壁画の公開です。
問合せ:0742-33-6001

◇〜来年1/14 東大寺ミュージアム「不空羂索観音立像 宝冠

そして、今月から始まる特別公開は・・・++

◇6/1〜6/10 薬師寺「大宝蔵殿・聚寳館」特別公開
◇6/1〜6/12 薬師寺「国宝慈恩大師像」特別公開 8:30~16:30
問合せ:0742-33-6001

◇6/1〜6/20 東明寺「薬師如来坐像」特別開帳 9:00~17:00
 問合せ:0743-52-7320

◇6/1〜6/24 矢田寺「地蔵菩薩立像」 9:00~16:30
◇6/9~6/24期間中の土・日曜日限定 矢田寺「 閻魔堂」開扉
閻魔堂の蔀戸が開扉され、閻魔大王・十王像等の拝観ができる。
(堂の正面より。入堂はできません。)
問合せ:0743-52-3871

◇6/5~6/7 唐招提寺「鑑真和上坐像・御影堂障壁画特別開扉」
鑑真和上の命日にあわせた特別開扉。9:00~16:00
問合せ:0742-33-7900

◇6/5~6/9 法華寺「国宝十一面観音像特別開扉」
◇ 〜6/9   法華寺「名勝庭園」9:00~17:00 
問合せ:0742-33-2261

◇6/6 秋篠寺「大元帥明王像特別開扉」9:30~16:30 
奈良時代最後の天皇である光仁天皇の勅願により開かれ
言密教の場として隆盛を極めたお寺。 
大元帥明王が出現されたという伝説があり、
一年に1日だけ秘仏大元帥明王像が特別開扉されます。
過去日記はこちら→
問合せ: 0742-45-4600


6月のお出かけ情報①〜寺社伝統行事や年中行事

紫陽花、入梅、蛍・・・。
6月は、緑滴る奈良の美しさを
一番感じていただける季節かもしれません。
では6月に行われる寺社の伝統行事や年中行事をご案内致します。
奈良への旅の参考にどうぞ・・・**

◆6/1〜7/31 談山神社「観音講まつり」
期間中の祭典行事
・6/10 11:00~ 鏡女王祭
・6/24 11:00~ 観音講祭
・6/30 15:00~ 中臣大祓式

◆6/1 大和神社「高龗神社例祭」
水の神様である高龗たかおおかみ神社の御例祭。
水は商いにも通じ商売繁盛と辰年生まれの出世開運も祈願する。
問合せ:0743-66-0044

◆6/3 「今里の蛇巻き・鍵の蛇巻き」
今里は新麦わらで、鍵は新稲わらで蛇を作り
13~17歳の少年が担いで歩く豊穣祈願のお祭りです。
問合せ:0744-34-2080(田原本町産業観光課)

◆6/4 弘願寺「歯がため地蔵祭」13:00~
問合せ: 0746-32-3855

◆6/4 丹生川上神社中社「水神祭」10:30~
全国より水を生業とする多数の崇敬者が参集し
水の神様に感謝、事業の発展、繁栄を祈願する祭
2010年4月に訪れた様子はこちら→
問合せ:0746-42-0032

◆6/5 「シャカシャカ祭り」16:00~17:00
麦わらで作った8寸位の蛇を子供達が担いで町内を練り歩き  
ヨノミの木に巻きつけ蛇の供養が行われます。
橿原市上品寺町本村
問合せ:0744-22-4001(橿原市観光課)

◆6/5〜6/6 唐招提寺「開山忌舎利会」
      6/59:00~ 御影堂宸殿にて一山の僧侶による読経のなか
                     茶道藪内流家元紹智宗匠による献香、献茶。
                 16:00~ 講堂で御宿忌法要
      6/6 13:00~講堂で舎利会御諱法要
             15:00~東室で記念講演
問合せ:0742-33-7900
※開山御影堂での鑑真大和上坐像・障壁画の特別公開は
6/5〜6/7  9:00~16:00の期間です。

◆6/6 矢田寺「開山忌」6:00~7:00
問合せ: 0743-53-1522

◆6/6 金峯山寺「高祖会大法要 前夜祭」15:00~16:00
◆6/7 金峯山寺「高祖会大法要」 11:00~正午
修験道の開祖である役行者報恩のため
古法に添った法衣を着けた「千衣法要」が行われる。
問合せ:0746-32-8371

◆6/7 法華寺開祖光明皇后御忌
問合せ:0742-33-2261

◆6/7〜6/9 龍泉寺「三宝院門跡花供入峰
醍醐寺・三宝院門跡が全国から集まった300名余りの修験者を従え
大峯山中に蓮華の花を供える行事。洞川温泉街を練り歩く門跡御一行を
地元の住民や小中学生が「ようおまいり」と言いながら出迎えます。
・6/7 13:00頃 洞川温泉到着
14:00頃 龍泉寺にて柴橙護摩厳修
・6/8 1:00    龍泉寺にて水行の後、入峰
小篠根本道場にて柴橙護摩厳修
・6/9 4:00 吉野下り蔵王堂参拝

◆6/9 安倍文殊院「ウォーナー博士報恩供養会」
アメリカの日本文学者で、太平洋戦争の際、奈良・京都を空襲から守るようにアメリカ政府に働きかけたと言われるウォーナー博士の供養会。
問合せ:0744-43-0002

◆6/9・6/10 浄瑠璃寺「行者まつり」
問合せ:0774-76-2390

◆6/10  法華寺「浴室施浴体験会」
今年から信徒会員でなくても体験できるようになりました。
但し「から浴室保存会」に入会して(入会金 500円)
ご志納金(5,000円)が別途必要 です。要申し込み。
問合せ:0742-33-2261

◆6/13 弘仁寺「黄金こがねちまき会式」9:00~
黄金色の紐で結んだ厄除けのちまきを
ご本尊虚空蔵菩薩に供え五穀豊穣を祈願する。
ちまきには家内安全無病息災の功徳があるといわれています。
14:00~ 柴燈大護摩
問合せ:0742-62-9303

◆6/15 大安寺「青葉祭り弘法大師誕生会」14:00~
弘法大師空海の誕生を祝う法要です。
大師の稚児像に甘茶をかけ、大師の高徳を偲びます。
甘茶のふるまいあり。
問合せ: 0742-61-6312

◆6/16 元興寺「扇供養」
問合せ:0742-23-1377

◆6/16 「虫おくり」18:30頃
問合せ:0743-63-1001(天理市観光課)

◆6/16 當麻寺中之坊中将姫髪供養会・諸願祈祷祭」14:00~
髪供養は、天平宝字7年6月15日に剃髪した中将法如が 
翌日16日その髪をもって阿弥陀三尊の梵字を刺繍して
阿弥陀如来への感謝を表現したという故事に基づき、
髪に感謝を込めて供養し、諸願成就を願う祈願祭です。
参拝者は自身の頭髪を少し切り半紙に包んで持参すれば、
2時より行われる法会にて供養され髪塚に収められます。
(当日お寺で切ることも可能)
問合せ:0745-48-2001

◆6/16・6/17 率川神社三枝祭-ゆり祭-
率川神社は大神神社の摂社で平城遷都以前からある
奈良市最古の神社です。
三枝祭は飛鳥時代から伝わる日本最古の祭の一つ。
文武天皇の時代の「大宝令」にも国家の祭として定められている。
問合せ:0742-22-0832

・6/16 11:09に大神神社で祈願を受けた「ささゆり」が
                 JR奈良駅到着。神職たちが列を整え
                 三条通りを率川神社へ向かい
                 12:00~ささゆり奉献祭が行われる。
 ・6/17 10:30~神事 13:15~七媛女・稚児行列
                清楚な百合が、神楽を舞う巫女や奉仕の乙女達を飾る
                という百合づくしの古式ゆかしい神事です。
                お供えの百合の花は、疫病除けとして
                参拝者に授けられます。

◆6/17 吉野町東南院「多宝塔夏季大祭」
問合せ:0746-32-3005

◆6/18 福智院「玄昉忌」13:00〜15:00
問合せ: 0742-22-1358

◆6/23 大安寺「竹供養」と「ガン封じの祈祷法要」
古来中国ではこの日に竹を植えるとよく育つと云われる
故事に倣って青竹の供養奉納が行われる。
当日はガン封じに薬効があるといわれる笹酒が振舞われる。
8:00~16:00 法要は13:00~
拝観料:500円(笹酒含)
問合せ:0742-61-6312

◆6/25 菅原天満宮「誕生祭と鷽替神事」13:00〜
「鷽替神事」に参加したときの過去記事はこちら
問合せ:0742-45-3576

◆6/28 入鹿神社 「すももの荒神さん」18:00~22:00
奈良県下、三大荒神の一つ。火難除け・交通安全祈願の祭り。 
問合せ:0744-21-1115(橿原市観光課)

◆6/30「夏の大祓い」
春日大社「夏越大祓式」
大神神社「大祓みわの茅の輪神事」
橿原神宮「大祓」
石上神宮「でんでん祭り」
大和神社「夏越の大祓式・茅の輪くぐり」
談山神社 「中臣大祓式」           他、各地で。

2012年5月26日土曜日

博物館で吉祥天女像*

浄瑠璃寺の吉祥天女立像をどうしても博物館で拝見したくて
奈良国立博物館「貞慶」展、3度目の鑑賞です。

浄瑠璃寺ではもう何度も拝観している吉祥天女さまですが
博物館という空間で、その仏様の美しさを最大限に引き出す工夫がなされた照明の下、真っ正面からだけでなく側面からも背面からも360度拝見できる機会は、そうそうありません。
会期終了前日に大慌てで仕事の合間に駆けつけましたが、その甲斐はありました!本当に美しくてうっとり!

今までお寺では暗くてよく見えなかったのでしたが
彩色の保存状態がとても良くて、装身具も金属製を使わず木製彩色。
截金をほとんど用いずに、同系統の色を淡色から濃色に並べる暈繝うんげん彩色を多用した紋様が、豊満でふくよかさな美しさをより一層際立たせていて、立ち去り難い程の素晴らしさでした。
会期は明日5/27まで。詳細は奈良博のサイトでご覧下さい。
トップの画像は博物館の池に咲いていた睡蓮の花。
吉祥天女立像の写真は図録より写したものです。

2012年5月25日金曜日

本の紹介*

この春、奈良倶楽部の小さな図書室に仲間入りした本たち。
まずは知人の著作や友人が掲載されている本などをご紹介します。
『空とぶ鉢』 国宝信貴山縁起絵巻より 文・寮美千子

信貴山朝護孫子寺に伝わる国宝「信貴山縁起絵巻」から引用した絵に
寮美千子さんが文章を書かれた絵本です。
寮さんの書かれたお話はとてもわかりやすくて面白くて
博物館で鑑賞したことのある同じ国宝の絵巻とは思えないくらい
その中に描かれた絵の世界が生き生きと感じられるから不思議です。
平安時代後期に描かれた『国宝信貴山縁起絵巻』は
信貴山の高僧・命蓮上人みょうれんしょうにんに関する物語が題材で
「飛倉とびくら」「延喜加持えんぎかじ」「尼公あまぎみ」の3巻からなり
今回の絵本は、命蓮上人の力で空を飛び、托鉢をして回る鉄の鉢を描いた「飛倉の巻」が題材になっています。
それにしても、 国宝の絵巻を絵本にするという、何とすごい考えに
これをまた快諾された信貴山朝護孫子寺も素晴らしいなぁと
読みながら、これは是非ほかの2巻も絵本にしてほしいと思いました。

『朝のはじまり』『フタを開ける』『言の葉』 西尾勝彦
『朝のはじまり』『フタを開ける』発行から2年。
この春、西尾さんの新しい詩集『言の葉』が届きました。
読んでいると肩の力が抜けて、いい具合に身も心も脱力していくのです。言の葉の中にひっそり包み隠されている上質なユーモアのセンスが心地よく、無理しないで自然体でいいよと肯定された気持ちになれるのもまたいいのです。

『フクギドウ暮らしの器とごはん〜料理上手の台所から〜』
神戸六甲にある器と暮らしの道具を扱うお店「フクギドウ」。
お店の中で繰り広げられる美味しいものの話と器の話がまとめられた本の中に、酒井了子さんの黒豆味噌を使ったお料理レシピが紹介されています。そして、了子さんの黒豆味噌をプロデュースしている中野啓子さんも一緒に登場☆
啓子さんといえば「もっとずっときっと祭」奈良倶楽部併催イベントで
ポジャギワークショップの先生をして下さる方ですが、その日の韓国伝統茶カフェも 素敵にプロデュースして下さるのです。お楽しみに♫
(参考までに黒豆味噌の過去記事はこちらこちらです。)

その他に・・・

きたまちのロシア雑貨のお店「マールイミール」の小我野明子さんの
『おとぎの国。ロシアのかわいい本』も図書室に新しく仲間入り。

・・・とこんな風に、小さな図書室の仲間入りをした本たちを
時々紹介していきたいと思っています。よろしくね。

2012年5月24日木曜日

つぶやき始めました*

きたまちで開催されるイベント「もっとずっときっと祭」のために
遅まきながらツイッター始めました。(こちら→
しばらくは、何をどういうふうにつぶやいていいのか、最初の一歩を中々踏み出せずにいたのですが、今日こそはペーパードライバー返上と何回かツイートしているうちにようやく呟き慣れてきました。時々ですが、何という事もないような出来事を気軽に呟いてみようと思ってます。ツイッターをされている方、もしよろしければフォローお願い致します。

2012年5月23日水曜日

「naraclub point card」と和やかな時間*

一人旅の女性が3人という今朝の朝食の時間。
誰からともなくおしゃべりが始まって
昨日はどこへ行ったのとか今日の予定はここなのとか
奈良を旅するのは何度目になるのとか・・・そんな会話の中で

「再放送されたテレビ『仏像大好き』で奈良倶楽部を知って
その中の朝食風景がとても和やかな様子だったので
一人旅でも安心して泊まれると思って此処にしたの」と言う方あり。
「テレビ撮影の時に泊まっていてその朝食の中に映っているのよ」と
リピーターMさんがそれを聞いて、偶然の出会いにびっくりの一幕も。

5月後半の奈良は、観光の波もちょっと落ち着いて
のんびりゆっくり旅人を迎えてくれる季節になりました。
ここ最近の奈良倶楽部も、一人でゆっくり奈良を旅する人や
何泊もして広く深く知りたいと奈良を旅する人など
皆さんそれぞれの奈良を思う存分に楽しまれているようです。

季節ごとに何度も泊まって下さる奈良大好きな方、何連泊もしてすみずみまで奈良を旅する方・・・このような奈良倶楽部リピーターさんに「naraclub point card」のお知らせです。
フロントカウンターにこのようなカードをご用意しています。

実はこれ・・・再来年2014年3月に迎える25周年を記念して
リピーター様ポイントカードを作りました。

2012年6月から2014年12月の間に、宿泊ご一泊で1ポイント捺印いたします。4ポイントたまりますと、5泊目に25周年に因んで2500円割引でご宿泊頂けます。
そして5ポイントご利用されましたら、6泊目以降のご宿泊が10%割引きになる「リピーターズ会員」に登録させていただきます。

奈良倶楽部は来年2013年3月で25年目に入ります。それからの一年間
25周年に向けて、色々な楽しいことを催していこうと
只今あれこれアイデアをしぼっているのですが
まずはこのポイントカード、皆様どうぞご利用下さいませ!
(チェックアウトの慌ただしいひとときにご案内しそびれることもあるかもしれません。どなたでも手に取っていただけるように置いていますのでどうぞご自由にお持ち下さいね。)

また奈良倶楽部は、一人旅の方には特に、滞在中は安心安全に居心地よく過ごしていただけるよう心配りをしています。
おかげさまで年々一人旅のかたのご利用が多くなってきています。
一人旅の方にも還元を・・・と6月から宿泊料金を少しですが改訂致します。
こちらのお知らせはまた月末に。
6・7月はお得な梅雨の割引きプランもございますので
お問い合わせなど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

追記:今回のポイントカード、デザインはいつもの「町の小さなデザインやさん」にお願いしました。お財布の中にあまりカードを増やしたくない私ですが、こんな可愛いデザインのカードだったら持っているだけで嬉しいかも・・・そんな楽しいデザインにしていただきました。
「次はいつ 奈良に行こうかな〜」と
奈良への旅が待ち遠しいものとなりますように!





2012年5月22日火曜日

奈良公園LOVE*

緑が深く濃く美しく・・・

大仏池のそばで、思わず車から降りて写真を撮ってしまいました。
その時に同じようなことをしている人が何人かいらして
みんなきっと同じ思いなんだと想像すると、ここは私の庭ではないのだけれど「どや!」とつい自慢げになってしまうのでした。

2012年5月21日月曜日

奈良で金環日食*

私の周りのひねくれ友人達もブログにアップされていますが
同じく私も特に興味を持っていたわけではなく
何となく21日がその日だってことを知っていたくらいでしたが。

つい先日「金環日食はどちらで見られるのですか?」と
奈良が大好きな方からメールが届きました。
「あ、奈良らしい風景の中で見るのはとても素敵なことかも」
そんなことを思いかけたら、その日のお客さま用にも日食グラスを用意して・・・と、急に金環日食を楽しみにするようになりました。

今朝、一番に仕事場に顔を出したら
東の中庭に面した窓からキラキラの朝日が差し込んできています。
晴れてよかった。

その朝日に、サンキャッチャーを合わせて置くと虹の光が白壁に映し出されて、朝の少しの時間にいつもこんなことをして楽しんでいます。

まだ早いけれど、ちょっと外へ出て日食グラスを試してみると
目の中に部分日蝕を確認!
初めて見た自然の不思議に、素直にちょっと感動^^

さて手早く朝食の準備をしてその時間は家の前で金環日食を見ました。

お客樣方は早くから大仏殿の方へお出かけになって
思い思いの奈良らしい場所から金環日食をご覧になったようで、大変喜んでいただけたのが、私にとって金環日食の一番の思い出となりました。
中庭からの木漏れ日も三日月形になっていました。
その木漏れ日、日蝕が終わったらまん丸に・・・。
世紀の天体ショーというような大袈裟なものでなく
陽の光や木漏れ日がきらきらと美しい・・・そんなひとときでした。