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2012年2月4日土曜日

節分の日に*二月堂「還宮作法」

「還宮げんぐう」とは去年お祀りした古いお札やお守りを焚き上げる儀式のこと。
二月堂では、前日までに古くなったお札や注連縄などを持って行っておくと、節分の日に還宮作法修法の上、浄火で焚き上げて下さいます。
新しい年の始めの「立春」の前日の節分の日。
一年間積もり積もった埃や垢を綺麗さっぱり燃やしてほしいなぁ・・・今年は特にそんな気持ちが強くて、初めてお焚き上げの儀式を見学に出かけました。(実は我が家の注連縄や古札は毎年こちらで焚き上げていただいているのです。)


10時ちょうど。飯道神社上の壇で還宮作法が厳修されます。

その後、僧侶の方々が浄火を取って

積み上げられた段ボール箱に点火して
古札などを勢いよく焚き上げます。

お焚き上げの間は般若心経が唱えられています。

30分程で火勢も弱くなり
最後を見守って還宮作法を終えられました。

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二月堂にて福壽豆をいただいて帰りました。

昨年は3袋買って随分余ったような印象だったので
今年は余分に買わないで一袋にしたのですが・・・。

夜、豆まきの前に数え年より一つ多い数だけ食べる分を取り分けて、これを二人分数えたら袋の中の豆がちょうど無くなって、あらら豆まきをする豆が一粒もありません。毎年きちんと今年の数を数えて食べてきたので、この数を減らすわけにはいきませんし、かといって豆まきをしない訳にもいかないし・・・で、苦肉の策は

エアー豆まき(笑)
何故だか「鬼は〜外!福は〜内」と声もエアーになりましたが。

そして、ふと
近ごろ「数え年」なんて使わなくなったなぁと思ったのです。
子供の頃(小学校入学前)は何歳と言うと
必ず「それは数えなの?満なの?」と聞かれたものでしたが
今はほとんど満年齢でいいますものね。
何だか懐かしいことを思い出した節分の夜でした。