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2011年7月13日水曜日

きたまちの「祇園 八坂神社」の宵宮

今日は奈良きたまち、押上町にある「祇園 八坂神社」の宵宮でした。
京都の祇園祭は大変有名ですが、きたまちの小さな神社の例祭も
「祇園さん」として地域の人達に親しまれています。

19時からはこども狂言の奉納もあったようですが
出先からの帰り道に寄りましたので、もう終わった後でした。

普段はひっそりとした神社(というより、お宮さんというような)ですが
今日ばかりは何だか賑やかです。
でも、私達が奈良にきた頃の20年程前は、参道になる通りの端から端まで夜店で埋め尽くされていましたが(子供達が小学校の時です)、今は夜店3軒だけだったのでちょっとびっくり。
いつ頃からこのように少なくなったのかなぁ。何しろ子供達の付き添いで出かけていた当時からは随分と年数が経ってしまって、その間は訪れることもなかったので、衰退していった時期はわかりかねますが・・・。

神社の創建は東大寺八幡宮記録によると建武5年(1338年)頃で
手向山八幡宮の摂社になります。再三の焼失があったようですが
宝暦年間(1751~1764)に再建され、現在に至ります。
国道に面した鳥居は長い間 再建されていなかったのですが
何年くらい前でしょう、正確には覚えていないのですが
「奈良街道まちづくり研究会」が立ち上がってからですので
ここ10年以内の話です。地元有志の方々によって再建されました。

ご祭神は建速須佐男命、櫛稲田媛命、八柱御子神。
本殿左隣の末社には市杵姫命と菅原道真が祀られています。
境内には、石燈篭や水船、古い井戸枠などもあり
本殿は三間社流造の一殿三座、拝殿は舞台造りで、規模の割には
大変立派な造りの由緒ある神社です。
こちらは本殿の鳥居。お月さまがきれいな宵宮でした。
そして、明日(7/14)は例祭「祇園祭」
11時から手向山八幡宮宮司による神事が行なわれます。