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2011年4月26日火曜日

今が見頃の桜とこれからの桜*

今年の桜便りもいよいよ終盤に差しかかって参りました++

えっ?まだ桜なの?と思ってらっしゃる方に、ここでちょっと奈良公園の桜についての豆知識などを・・・。(かなりの「どや顔」で蘊蓄述べさせていただきます)

奈良公園の桜の特徴は何といってもその種類が豊富なことにあります。
広大な敷地には約1700本の桜の木があり、奈良公園の桜は「桜の名所100選」にも選ばれています。
3月の中旬過ぎ頃から、花追い人達がそわそわし始めます。
奈良の一番桜と言われる氷室神社の枝垂桜(ヒガンザクラ)が咲き始めると、奈良公園の桜劇場の幕が切って落とされるのです。
そして、ソメイヨシノや山桜、奈良九重桜や色々な種類の八重桜・・と、開花時期が少しずつずれて次々と咲いていくので、一ヶ月半に渡っての長い期間お花見を楽しむことができるのですよ。やがて、4月下旬頃に、天然記念物にも指定されている「ナラノヤエザクラ」とよばれる小ぶりで上品な八重桜がようやく咲き始め、この桜をもって奈良公園の桜劇場がようやく終演を迎えることになるのです。

・・・ということで、これから見頃のナラノヤエザクラ。
今年は例年より寒かったのでまだ蕾のところが多いですが
それでも、ちょっとおませさんもいるのです。
東大寺焼門近くに咲くナラノヤエザクラです。(4/25撮影)
 御拝壇の向かい側にあります。
トップの画像は鼓阪小学校前のナラノヤエザクラ。
26日撮影。昨日もチェックしていたのですが、たった一日でわっと咲いてきました。

こちらの写真も鼓阪小学校前の同じナラノヤエザクラです。

では知足院のナラノヤエザクラはどうでしょうか・・・。

ほとんど蕾ですが、一輪二輪ほんのり蕾膨らむというような感じです。
ナラノヤエザクラはGWにちょうど見頃を迎えそうですね。

*ナラノヤエザクラについてのブログ内記事は
2008年 2009年 2010年です。
日記の日付を見ても今年は開花が遅いようですね。
(戒壇院横のナラノヤエザクラなどはまだ固い蕾でしたもの。)

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さて、昨日今日と八重桜ウォッチャーとしてうろうろしていましたので、他にも撮った、今が見頃の桜写真もどうぞご覧下さい。

まずは、興福寺北円堂近くの八重桜。ちょうど見頃でした。
下の画像も同じ桜の木です。
ぼたん雪のように降りそそぐ桜の花々。




おまけの画像>>
興福寺南円堂の藤はまだ小さな赤ちゃんでした。

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大仏殿裏講堂跡には白い桜が何本か満開を迎えていました。
 手前の桜は霞桜でしょうか・・?
 大仏殿よりの大きな桜の種類は何かな??
ズームで撮ってみると これも霞桜かな??

戒壇院前にも霞桜がありますよ。

実はこちらには名札がついていたので名前がわかったのでした^^
奈良公園の桜も種類が豊富なので、それぞれに名札が付いていたら、もっと興味が出ていいのになぁと思います。

では最後に勧進所のところの八重桜をどうぞ。
 いかがでしたか?まだまだ奈良公園では色々な桜が楽しめるのですよ。